募金や寄付で支援する

その他の支援

普及啓発や募金協力、学習支援の教室提供など。
子供の貧困問題へのトヨタモビリティ東京の取組み

トヨタモビリティ東京(株)(東京都・港区)

2022年9月22日 掲載


「有明ミライエ」では、普及啓発や募金呼びかけなどを通じたご協力が行われている。


トヨタモビリティ東京株式会社(本社・東京都港区)は、都内に216店舗を展開するトヨタ自動車直営の販売会社ですが、「子供の未来応援国民運動」」の普及啓発と募金呼びかけにご協力くださっています。

同社の「Ariake Miraie(有明ミライエ)」は、東京臨海副都心の一画として開発が進む江東区・有明にあるショッピングセンター「有明ガーデン」の2階にあります。
実物の自動車は1台も無く、パステルカラーの内装と絵本の並ぶラック、子供の背丈に合わせた低いテーブルとイス、大型液晶ディスプレイが目に付きます。トヨタに関係あるものは、一方の壁面に作りつけられた棚に並ぶトヨタ車のミニカー程度。
サイネージ画面に表示される「子供の未来応援国民運動」のポスター、一角に置かれた「子供の未来応援基金」の募金箱とパンフレット、そして「こども服みらいファンド」の回収ボックスと相まって、一般的な自動車販売店とは大きく異なる店づくりです。
このAriake Miraieは、トヨタモビリティ東京が令和5年に有明に開設する拠点のための、商圏となる有明エリアの住民との接点づくりが重要なミッション。そのため、Ariake Miraieでは、親子ミニ四駆体験教室、石けんづくり教室、ヨガ教室などの体験イベントを連日のように開催したり、「えほんとりかえっこ」という不要な絵本を交換するためのラックを設けたりするなど、子連れが訪れやすいように工夫を凝らしています。

 そうしたいわば新店のパイロットショップというべき店舗で、「子供の未来応援国民運動」に協力する理由はなぜか。
「お客様は30~40代でお子さんがいるご家庭が多く、子育てへの意識が高い。そうした方々に『子供の未来』は見逃せないテーマですし、当社にとっても重要なテーマです。そのために何かできることは無いかと探すうちに出会ったのが『子供の未来応援国民運動』でした」(荒田高広・Ariake Miraie店長)。
 子供の未来応援国民運動のポスターやサイネージに目を留めてくれる来店客は多く、募金箱にコインを入れてくれる姿も珍しくないそうです。

また、トヨタモビリティ東京では、「高島平店」(板橋区)に寄付型自販機(飲料を購入すると、1本あたりにつき10円が寄付されるもの)を設置しています。
同店は、令和4年7月に東京メトロ高島平駅から徒歩2分ほどの至近距離に移転を機に、大幅なリニューアルを図った店舗。こちらはAriake Miraieと異なり、広い商談スペースに隣接して実車の展示や点検整備の設備などを充実させた、いかにも自動車販売店らしい店づくり。
この店舗脇に設けられた、シェアサイクルのコーナーに、「子供の未来応援基金」への寄付型自販機が設置されています。利用者が自転車を貸し借りするついでに喉を潤す際に、寄付型自販機を利用してもらいたい、という考え。シェアサイクルの利用が増えるにつれて、寄付型自販機の利用も徐々に増えてきました。

なお、トヨタモビリティ東京は、会場の提供を通じて子供たちへの学習塾(無料塾)を支援する取組みも行っています。
南大沢店(八王子市)を認定NPO法人八王子つばめ塾に、調布つつじケ丘店(調布市)をNPO法人東京つばめ無料塾に、それぞれ店舗内の会議室を無償で貸し出し、学習塾(無料塾)の定期開催を助けています。
「利用する子供たちが勉強してくれることが一番ですが、それに加えて子供たちがショールームの新車やそこで働く社員を見て、『将来あんな車を持ちたい』とか『いつか車にかかわる仕事をしたい』とか思ってくれたら嬉しいですね。
子供たちの未来が豊かでなければ、自動車の未来も広がりません。自社のため、自動車のため、お客様や地域のため、そのすべてに子供たちの未来が関わっていると考えています」と、トヨタモビリティ東京総務部総務企画室の能勢利子さんは語りました。

設置された募金箱とチラシ。
「お客様との接点づくりがミッションと考え、自動車ディーラーの枠を超えた思い切った店づくりをしたかった」と語るAriake Miraie(有明ミライエ)の荒田店長(中央・男性)とスタッフの皆さん。

駅から徒歩2分に立地する高島平店。

高島平店のシェアサイクルコーナーに設置された寄付型自販機は、自社の交通安全キャラクター「あんぜんナンバーワン!」君を用いたオリジナルデザイン。