東洋建設(株)(東京都・千代田区)
2023年9月28日 掲載
「いろいろなお仕事の船を間近で見られて面白い!」「堤防とか橋とか、ぜんぶ人が作ったなんて、すごいよね」 「鳥が浮かんでいたり、魚が跳ねていたり、意外と自然が豊かで驚いた」。
これは、東洋建設株式会社(本社・東京都千代田区)が令和5年(2023年)8月24日に実施した「東洋建設こども特別見学会『親子で海から東京港を見てみよう!』」に参加した小学生たちが、東京港を巡る船の上で語ってくれたものです。
東洋建設は、こども家庭庁などが推進する「こどもの未来応援国民運動」への協力の一環として、こどもたちに海に触れる機会を提供するとともに、同社が得意とする海洋土木という仕事の一端を知ってもらうためにこのイベントを企画。小学生のこどもを持つひとり親家庭を対象に無料招待したい、というところから、こども家庭庁に相談が寄せられ、認定NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむの協力を得て参加者を募集し、14組33人の親子を招待しました。
当日は、品川区天王洲からチャーター船に乗り、レインボーブリッジをくぐって豊洲市場、新木場、ゲートブリッジの手前でUターンして青海ふ頭、大井ふ頭そして羽田国際空港沖を経て、そしてまた運河をゆっくり通って戻る2時間ほどのミニクルーズを堪能。その間、左右に次々と現れる建築や土木の成果を同社のベテランスタッフが丁寧に案内してくれました。
その後、船着場に隣接したレストランでブッフェ形式の昼食を楽しみ、食後は貸し出されたタブレットを用いて東洋建設の設計スタッフが試作したメタバース空間体験にトライ。大人たちが戸惑うなか、こどもたちは数分もしないうちに操作に慣れ、「分かった!」「こうだよ!」と歓声が次々に。最後にご家族ごとにお菓子などのお土産を持ち帰っていただいて、この企画は終了しました。
この「親子で海から東京港を見てみよう!」の発端は、令和5年4月、東洋建設が社内で「こどもの未来応援基金」への募金にご協力いただいたこと。寄せられた寄付金をこども家庭庁にお持ちいただいた際に、「当社の強みを生かしつつ、こどもたちのためになることはどんなことでしょうか?」「視野を広げる機会や文化的な体験が不足しているこども達もいます。」という意見交換を踏まえて、東洋建設が社内で企画を膨らませ、具体化してくださったものです。
「当社は、『マリコン』と呼ばれる、海上工事を得意とする建設会社ですが、まず、私たちの仕事を知ってもらうことで、こどもたちが自分自身の未来を考え、広げる機会になれば、と考えました。 もともとリクルート活動の一環として、学生向けに東京港クルーズを実施して当社が手掛けた現場を見てもらっています。そのノウハウを生かせば、こどもたちにも喜んでもらえるのではないか? こういう仕事もあるんだ、とこどもたちの記憶に残ってもらえるのではないか、と考えました。こどもたちが将来自分の仕事を考えるときに、今日の体験を思い起こしてくれたら嬉しいですね」と、東洋建設の時田学常務執行役員は語りました。
※記載の役職名等の情報は2023年9月時点の情報です。
※ご参考:東洋建設(株)(トピックス) 「親子で海から東京港を見てみよう!」を開催しました (2023年9月19日)