福島県
NPO法人 ビーンズふくしま [第1回採択]
取組事例の主な分野:その他の支援
「生きるエネルギー」が低下している子供たちが、元気を取り戻せるように
親や自分自身の背景(虐待・障害・精神疾患など)や、その他の背景(家族や地域との不和など)により、生きるエネルギーが低下し、自ら社会とのつながりを求めることが困難になってしまう、貧困家庭の子供たち。そうした「生きにくさ」を抱える子供たちを、まずは「ありのまま」受け止めるところから始めることを大事にしています。
子供が尊重され、安心できる環境づくりを目指し、一人ひとりに寄り添い、自立を支援します。
子供の未来応援基金の
支援による活動紹介
- 事業の周知・情報収集:県北・相双・県中・県南地域で既に関わりのある貧困家庭の子供と関係機関に、事業の周知と参加の呼びかけ、情報収集を行う。
- 集団活動による家庭外教育機会の提供:既に関わりのある貧困家庭の子供、新規利用の子供を対象に、料理・スポーツ・工作などの家庭外教育を行う(2017年9月までに4回実施)。
- 家庭訪問等による個別支援:新規利用を含め、必要と思われる貧困家庭を対象に、生活技術の習得・ストレスケア・学習支援・進路相談・保護者の子育て相談などを2人体制で行う。
- 地域資源との連携・支援体制の整備:家庭訪問の実施世帯を対象に、子供の状況に対応した地域資源に呼びかけ、支援チーム構築・情報共有や会議を行う。
成果報告
- 事業実施に係る情報収集活動:生活困窮世帯に訪問し、事業の周知を図るとともに、対象世帯の情報を収集(25回)。
- 学習支援及び社会経験等の機会の提供:学習支援のほか、料理教室や野外活動等の多様な体験の機会を提供(7回・36名)。
- 家庭訪問等による個別支援の提供(115回・115名)
- 地域連携による支援体制の構築に向けた情報共有やカンファレンス等(299回)
- 家庭訪問スタッフの研修(2回)
- 電話やメールによる相談(428件)
運動会では、子供が玉入れのカゴを持つ役を率先して担当してくれています。子供自身が参加の仕方を決める形で実施することで、参加するハードルが低くなり、さまざまな体験の蓄積が可能になると考えています。