取組事例の主な分野:児童またはその保護者の就労の支援
企業と学校とNPOが連携して、高校生の就職を支援
貧困世帯の高校生は、「進路が決まりにくい」、その後も「早期に離職しやすい」傾向があります。在学中に社会との接点をつくり、面接への不安も解消して就職活動に積極的に取り組むことができるよう、「有給職業体験バイターン」という事業を行っています。この事業では、企業と学校、NPOが連携して、3日間の職場体験からアルバイト、アルバイトから就職へと導く就労支援を行い、貧困の連鎖を断ち切ることを目指しています。
子供の未来応援基金の
支援による活動紹介
- 企業との連携:地元中小企業20~30社に説明、協力企業を専門員が開拓。Webに紹介記事を掲載する費用を寄付とし、事業の継続性を確保。
- 学校との連携:候補の生徒から家庭の状況などを聞き取り、対象者を決定。
- 企業と生徒のマッチング:職場体験(無給)の3日間で採用の合否を判断。雇用契約を結んだら最低賃金を保証したアルバイトに移行。適性が高ければ、卒業後、就職へとつなぐ。
成果報告
- 企業開拓(27社)
- 生徒と企業のマッチング:高校と連携し、生活困窮等の困難を抱える子供や保護者との面談を行い、本人の希望や家庭環境等の把握。コーディネーター、企業、学校が連携し、研修や学校卒業後の正規雇用への移行を支援(3校・19名)。
- ウェブサイトの制作及び広告記事の掲載
高校内で運営する「ぴっかりカフェ」を、生徒たちとの出会いの場に活用。「魅力的な大人が働く企業と生徒とのマッチングによって、働いて稼ぐ経験や大人に優しくされる経験を積んでほしい」と願っています。