愛知県
一般社団法人アンビシャス・ネットワーク [第3回採択]
取組事例の主な分野:居場所の提供・相談支援
すべての子供が自分の意志で将来を選択し、自己実現できるようになること
アンビシャス・ネットワークは主に2つの活動をしており、1つは母子世帯等を対象とした学習支援、もう1つは中高生を主な対象とした居場所支援です。学習支援では、「勉強を教える」ではなく、「勉強が出来るようになるサポート」として、一人ひとりの子供たちと向き合い、他機関と連携しながら活動しています。また、イベントを通じて季節を感じてもらうなど勉強以外の学びも提供しています。
子供の未来応援基金の
支援による活動紹介
- 安心して過ごすことが出来る常設の地域の拠点活動を、一軒家を借りて実施している。子供たちが安心して挑戦し、休むこともできる第二の家を目指し、「テラハ」という名称で活動している。子供たちが自分たちのやりたい事に取り組み、歳の近いスタッフは、見守り、一緒になって挑戦し、助言をしながら過ごしている。時には子供たちからの相談を受け、他機関と連携することによって高校生の中退を予防したり、孤立している子供や支援の必要な子供を発見したりするなど、把握が難しい困窮世帯の早期発見、早期介入を子供からの口コミなどによって果たしている。参加する生徒を絞らない事業として展開しているため、学校終わりにふらっと立ち寄れるような場所にもなっている。
また、居場所の運営に加えて、子供の居場所や生活支援の評価指標をつくり、他団体や行政と共有することで、近隣市町にも子供たちの居場所支援が広がる足掛かりをつくる。
成果報告
- ・第二の家事業「テラハ」:週5回子供たちが自由に過ごせる居場所を提供(327回)。
・スタッフに対する研修事業:思春期の子供たちへの適切な対応や相談に応じるためのスキルアップ研修を実施(2回、7名)。
・参加者に実施したアンケートの結果から、評価指標を作成し、冊子を作成。
子供たちと一緒に昼食のビビンバを作っている様子です。