取組事例の主な分野:居場所の提供・相談支援
子供の社会参画を推進し、子供と共に持続可能な社会の実現を目指します
「子どもの『生きる権利』『育つ権利』『守られる権利』『参加する権利』を基盤とし、子どもが社会参画する場や機会をつくり、子どもと大人が共に持続可能な社会を実現すること」を目的としてさまざまな活動を行っています。
特に近年は同一小学校区内で「遊び」「学び」「居場所」「食」の場を複数つくり、地域の子供・大人を巻き込み「子どもを真ん中においた地域」のモデルづくりを目指す活動に取り組んでいます。
子供の未来応援基金の
支援による活動紹介
- 「子どもの権利条約」の考え方を基盤とし、公営住宅の子供たちを主な対象として以下の事業を行う。
①子供の日常をつくる「居場所」づくり「ティーンズきち」
子供たちが安心できる居場所を提供し、興味関心に合わせて、 子供たちとイベントを企画、実施する。
②「子どもとつくる子ども食堂さばんなかふぇ」
公営住宅の人が誰でも利用できる子供食堂を開催し、孤食や満足な 食事を取ることができない子供も含めて場と機会をつくる。
③子供の関心を活かした「社会体験・社会参画」
地域の祭やボランティア等への参加、関心のあることの実現や発表を通じて、社会経験を積み、広い視野を持てるようにする。
貧困等の困難な状況にある子供たちは、家庭や地域からの支えを受けづらい状況のため、子供が居住する近辺で活動する。地域の中で埋もれてしまっている声を拾い、子供と共にその声を社会に発信することで、社会へ反映されるよう取り組んでいく。
成果報告
- ・公営住宅の住民を主な対象とした子供食堂の開催(10回、535名)。
・居場所づくり事業:中高生を中心に、食事や遊び、相談支援を実施。参加者が安心して居場所に来られるよう、参加者の範囲に配慮して居場所づくりを行った(12回、96名)。
・社会体験事業:地域活動等への参加を通じて、社会経験や広い視野を育てる(28回、93名)。
地域の中で見守られ安心できる「居場所」と、子供自身が本来持っている力を発揮できる「社会参画」の一体的な実施を大切にしています!