各地の支援団体

愛知県

NPO法人 再非行防止サポートセンター愛知 [第1回採択]

取組事例の主な分野:児童養護施設等の退所者等や里親・特別養子縁組に関する支援

「逮捕」から、再非行に走らず「生き直し」へ。一貫して支え続ける。

「誰にとっても悲しく、辛いもの」である少年(少女も含む)の非行。再び非行に走ることなく「生き直し」ができるよう、愛知県内の矯正施設に入院中・出院後の少年を支援しています。
出院後、家庭から見放され自立を余儀なくされる少年たちがいます。彼らに必要なのは、「常に温かく支えてくれる家族のような存在」と、「安心できる居場所」。彼らを信じ、寄り添い、笑顔を増やしていきたいです。

子供の未来応援基金の
支援による活動紹介
  • 自立準備ホーム増設:出院後に「戻る家庭がない」「『地元に戻さない方がいい』といわれる」少年たちを受け入れ、社会内での生き直しを目指してサポートする。
  • 少年の暮らしを支える寄り添い相談援助事業:少年院入所中に何度も面会に出向き、信頼関係を築いたスタッフが出院後の少年に寄り添い、必要があれば専門家とも連携し、少年の抱えるさまざまな問題を早期解決に導く。
  • コミュニケーション交流会:サポート中の少年、自立準備ホームで暮らす少年と、家族や支援者、スタッフなどとの家族のような団らんの場(月1回)。
成果報告
  • 自立準備ホーム増設事業:住居や食事の提供、就労就学支援、自立のための相談援助を6か月程度行う自立準備ホームを増設(4か所)。
  • 少年の暮らしを支える寄り添い相談援助事業:管理者及びスタッフが月7人体制で、相談や伴走等包括的な支援を実施。
  • コミュニケーション交流会(78名)
  • 先進事例視察:再非行を防止する取組を実施する少年院等を訪問し、事業の改善方法等を検討(2回・5名)。

「生き直し」のため親元を離れて暮らす少年の部屋に、お母さんが来てくださいました。普段、彼の食事を作る私の家族と共に食卓を囲む中で、心の寂しさに寄り添うことができると考えています。