滋賀県
取組事例の主な分野:児童養護施設等の退所者等や里親・特別養子縁組に関する支援
滋賀県里親連合会は、当事者団体として里親同士の交流や研修による養育力の向上、支援、制度の啓発に尽力してきたが、支援機関やフォスタリング機関の設置後、当事者団体ならではの里親支援や啓発、行政への働きかけの必要性が増している現状がある。令和4年11月に一般社団法人となり、こどもの権利を守り幸せな大人に育てる家庭養育の推進、子育て短期支援事業や居場所事業を通じた地域の子育て支援、里親子支援への更なる貢献を通したよりよい社会への道を目指して活動している。
1.こどもの経験値アップ事業
家庭を基盤とした経験が不足しているこども達に夏休みの旅行の機会を提供し視野を広げ自己肯定感の向上を図る。
2.養育力を高める研修の実施
見極めの難しい発達障がいと愛着障がいの専門家による研修を行い、子ども理解を深め養育力の向上を図る。
3.こども達を地域で支える里親を増やす広報の実施
地元のキャラクターを使って子育てを地域で支える大人を増やすための啓発アニメ動画の制作・放送・配信。
4.里親支援・居場所づくり事業支援
こども食堂や学習支援など居場所事業を行う里親に対する支援として物品の提供や人的支援を行う。また子育て短期支援事業や一時保護委託で必要となる物品の貸し出しや乳児の委託を受ける際のミルクやおむつなどの消耗品の提供を行う。
里親制度と子育て短期支援事業の普及のためのローカルTV番組への出演の際に里親会の活動の様子を紹介。写真は琵琶湖畔で例年虐待防止イベントに合わせて開催する交流会の様子。