大阪府
認定NPO法人 D×P(ディーピー) [第1回採択]
取組事例の主な分野:居場所の提供・相談支援
「自分の未来に希望があると思えない」まま、社会に放り出されないように
「高校中退は、「学校に居場所がない」と感じ、遅刻・早退を繰り返していくことから始まります。
2011年より通信・定時制高校の生徒に届けてきた、独自プログラムの授業「クレッシェンド」の実施によるアウトリーチと、学内で高校生の居場所となる「いごこちかふぇ」をつくることにより、同級生とのつながり、地域の大人とのつながりを構築します。
高校生が「学校に居場所がある」と思えるようになり、中退を防ぐことを目指しています。
子供の未来応援基金の
支援による活動紹介
- 独自プログラムの授業「クレッシェンド」実施:大阪府内の、ある定時制高校2年生約30名が対象。地域に住む社会人・大学生ボランティアとの対話を軸に、「安心できる大人」に出会うためのプログラム。単位認定される正規の授業で参加に強制力があるため、アウトリーチとして機能する。
- 居場所づくり:同定時制高校の食堂を利用し、授業中および放課後にプログラムを行い、学校の中で居場所を失った生徒に拠り所をつくる。
- 成果測定:クレッシェンドを受講した生徒(3回)と全校生徒(1回)にアンケート調査を行う。
成果報告
- 授業「クレッシェンド」:通信制や定時制の高校生を対象とした授業として、地域に住む社会人や大学生ボランティアとの対話を軸に、「安心できる大人」に出会うためのプログラムを実施(4回・116名)。
- 居場所プログラム(22回・120名)
- 事業の成果測定に関するアンケート調査
独自プログラムの授業「クレッシェンド」にて、自分の過去の辛い経験を高校生に語る社会人ボランティア。対話の中で負の経験をシェアすることで「人」と「人」としての関係性を築きます。