各地の支援団体

兵庫県

一般社団法人 フードバンク関西  [第3回採択]

取組事例の主な分野:衣食住など生活の支援

余った食べ物を預かって、必要とされるところに届けます

食品関連企業から、箱破損、売れ残り、ラベル印字ミス、規格外等の理由で「商品としては扱えないが食べ物としては安全で美味しい食品」、家庭や個人から「使いきれなかった食品」の寄贈を受け、要支援生活者に無償で分配するフードバンク事業を実施しています。昨年度は226トンの食品を、福祉施設110団体に毎月定期的に、困窮する市民延べ967人に行政を通じた緊急食支援として、要支援母子家庭40世帯に毎月、宅配で届け、余剰食品を捨てることなく命の糧として大切に、有効に活用しています。

子供の未来応援基金の
支援による活動紹介
  • DVシェルターを退所して自立生活を始めた世帯、パートやアルバイトを掛け持ちしても安定した収入が得られず困窮する世帯など、経済的にも精神的にも極めて困難な状況下に置かれている母子世帯に対し、生活基盤を支える食支援を、一定期間定期的にすることにより、母親が安定した生活の再建を果たし、子供たちが心も体も健全に育つ環境を整えることを目的として、フードバンク事業で入手する米・その他食品25キロ程度を毎月1回宅配で直接対象世帯に届けます。支援対象世帯は、母子世帯の相談事業を行う複数のNPO等が選定し、生活相談・学習相談はそれらのNPOが引き受け、古着の活用を行うNPOとも連携して子供の成長に合わせて別途衣服も宅配で届けます。
    複数のNPO等が連携して対象母子世帯に関わり、食支援、学習支援や交流会、衣料支援を行う事により、母親は心身の安定と孤立から抜け出し自立の意欲を育み、子供たちは安心と将来への希望が持てるよう、サポートします。
成果報告
  • ・子ども元気ネットワーク事業:困窮状態にある母子家庭を対象に、食支援として食品を配送(48回、642世帯)
    ・新たな連携先の拡大:母子生活支援施設に訪問して新たな連携先を増やし、支援世帯の増加につなげる(11カ所)
    ・食品提供企業の拡大(企業訪問50回、新規合意書締結12社)

毎週土曜日、母子世帯へ発送する食品の箱詰め作業をしています。子供だけでも食事を作れる食品、パン、野菜、お菓子も入れます。