各地の支援団体

岩手県

NPO法人 フードバンク岩手  [第3回採択]

取組事例の主な分野:衣食住など生活の支援

困っている人が放置されない社会や地域を創造する

岩手県内の各地域の行政や社会福祉協議会より食料支援要請を受け、年間約900~1000件の食料支援に対応している。生活困窮者自立支援の窓口や社会福祉協議会等を通じ無償の食料支援を行ったり、児童養護施設や母子支援団体、子供食堂・学習支援などのNPOへの食品提供も行ったりしている。 食品の募集は広く岩手県内に周知し市民社会参加の場として広がりつつあり、市民が市民を支え合う地域づくりにも取り組んでいる。

子供の未来応援基金の
支援による活動紹介
  • フードドライブ(食品回収運動)
    食品回収BOXを設置し、広く市民に呼びかけて食料品を集め、多くの市民の社会参加を促し、市民が市民を支え合う地域をつくる。
  • フードバンクこども応援プロジェクト
    給食のなくなる夏休みや冬休みをむかえる小中学生のいる世帯へ、不安を取り除く事を目的に無償の食料配送を行う。申込世帯からのアンケートにより、各世帯が抱えている課題や悩みを把握・早期発見し、ケースや状況に応じてアウトリーチも行うことで、相談機関等の社会福祉資源につなぎ、生活が困窮しきる前に解決を図る。
  • 食品詰合せ封入作業
    申込世帯へ無償提供する食料品を世帯構成や実情に合わせて仕分けをする。梱包する作業は高校生や大学生のボランティアが行っている。作業前に貧困問題の現状や支援機関の役割をスタッフが講義することで、貧困問題や支援機関などを理解した若者が社会に広げていく。
成果報告
  • ・広く市民に呼びかけフードドライブの開催(緊急フードドライブ2回、9,091㎏)
    ・児童民生委員や社会福祉協議会職員を通じたフードバンク利用申込用紙の配布(250世帯)
    ・世帯構成に合わせた食料品の詰合せ作業・発送(64世帯、547㎏)
    ・食料品直接配布等を通じた支援機関のアウトリーチ活用支援(59世帯)

プロジェクトで発送する食品の詰合せの作成に協力してくれた岩手県内の大学生と高校生。 1年間を通じ96名の学生ボランティアさんに協力いただきました。