宮城県
取組事例の主な分野:衣食住など生活の支援
当団体は、社会から貧困と飢餓をなくすことを目的に、安全に食べられるにも関わらず処分される食品の寄贈を受け、困窮されている世帯へ直接無償で食糧支援をおこなっている。併せて、制度情報や支援機関の紹介、福祉制度や支援団体への繋ぎ、生活保護の申請同行等の必要な生活相談を行うことで、具体的に世帯全員が貧困を解消できるように支援をおこなう。また、貧困に関する調査研究・メディアへの情報発信・政策提言を行うことで、社会問題や貧困問題を広く社会へ提起していく。この活動を通して食品ロス削減をし、貧困や、安心した生活や生存権と密接に関係がある気候変動や環境問題にも取り組み、持続可能な社会を目指す。
(1)困窮者への無償による食料支援事業。労働者や学生等でも迅速かつ確実に食料を届けることができるように、食料支援依頼は24時間ネット上から申請でき、全て個人宅へ置き配でお届けする。対象者層は生活困窮している個人、ただし原則、仙台市在住で生活保護を受給していない方が対象(緊急性が高いと判断した際にはその限りではない。)。困窮者支援団体への食料提供も実施年間の支援件数は延べ2,500世帯(延べ8,000人、16万8千食)程になると予定している。
(2)生活相談支援事業。食糧支援と合わせて、生活相談を行う事でその同居世帯全員が根本的に貧困から脱するように支援を行う。食糧支援だけでは解決できない困窮の問題を、電話や訪問による生活相談を通じて、社会保障制度への繋ぎ、家探し、弁護士への繋ぎ、情報提供、支援団体への繋ぎ等を行い、個人へ対して直接、困窮の根本解消支援を行う。生活相談は、メールで24時間受付けており、電話や訪問、来所にて対応する。年間の支援件数は延べ1,500世帯で、生活相談を通じた生活保護申請同行支援、家探し、情報提供、必要な支援団体への繋ぎによる、世帯全体の包括的な困窮解消を予定している。
電話による、生活困窮者からの食料支援依頼や、困窮の問題を根本的に解消する為の生活相談支援に対応を行っている様子。