佐賀県
子ども発達相談支援室「さくらんぼ教室」 [第5回採択]
取組事例の主な分野:学びの支援
発達の偏りなどの特性のため、集団生活で不適応を起こしている子供たちに、発達を促進するトレーニングを個別で行い子育て支援を行う場を提供する。
乳幼児の時はさほど、発達が気にならなかったが、集団生活が始まると不適応を起こすお子さんが、特に、通常学級の中で見られます。しかし、授業を休んで病院を受診したり、療育の機会を得ることが困難な家庭もあり、不登校や無気力になってくる子供が増えてきています。経済的に厳しい家庭は仕事を休んで療育の機会を作れず、悩んでおられる家庭も多いので、土、日に利用できる子育て相談支援室をこの度開設しました。
子供の未来応援基金の
支援による活動紹介
- ・発達の問題を持っている子供には、特性にあった課題を提供する必要がある。そこで、発達心理の専門家により、アセスメントを行い、発達理論から見て必要な課題に取り組んでいく。
・特に、学習に必要なビジョントレーニング、感覚統合、ソーシャルスキルトレーニングを取り入れ、自信を回復させていくよう、個別のプログラムを作成する。
・子供には、楽しく遊んでいる感じで取り組めるよう道具や教材を工夫している。
・民間の相談支援室なので、診断書や受給者証がなくても、トレーニングを受けることができ、早期の支援が可能である。
・非課税世帯など、トレーニング料の支払いが困難な家庭の子供には、子供の未来応援基金を活用して、無料で利用できるようにする。
・主な対象は、小・中学生を対象としているが、動作法を取り入れることにより、言葉が出ていない、乳児も対象とすることができる。
ビジョントレーニングに取り組んで、完成した作品を見せている小学生。