宮崎県
取組事例の主な分野:学びの支援
宮崎県小林市内に「放課後児童クラブ」を2か所運営しています。両施設とも「障がい児受入推進事業」の指定も受け、障がいのあるこども達も利用できる環境を整えていますが、1つの「放課後児童クラブ」は「放課後等デイサービス」と併設した施設とし、より適切な療育が行えるようにしています。その他、生活困窮家庭のこどもを対象に、無料の学習支援「きそ塾」も運営しています。近年、不登校児童生徒の相談と利用が増加しているなか、様々なこども達の居場所と学習・生活支援の場の確保が急務であると考えています。
障がいの有無や家庭環境等により区分けされることのない「こどもの居場所」を設置し、一人ひとりのこどもが持つ心の悩みに寄り添いながら、将来自分の力で自立できるこどもを育成するための事業です。
*家庭の経済的な事情により、学びたい意欲は十分にあるものの、有料塾に通うことができないこどもを対象として無料学習塾の継続。
*地域がら、不登校(行き渋り)のこどもの受け皿となる場が非常に少ない当地域において、こども達の居場所になり、学習支援や相談支援などによるフォローを通して生活のリズムを見直しつつ、学習だけではなく、様々な活動を体験させることにより「自分もできる」という自信を持たせ、将来を切り拓く環境を構築。
*高校生や地域住民のボランティアの参加により、現代のこどもを理解し、地域で育てていこうとする態度の養成を目指す。
無料学習支援「きそ塾」の様子。受講生の他、講師や高校生ボランティアがこども達の支援にあたっている。