各地の支援団体

福島県

NPO法人 明日飛子ども自立の里  [第3回採択]

取組事例の主な分野:児童またはその保護者の就労の支援

子供たち・若者が、自信をもって自立できる応援をしています

自信がないばかりに、持ち味を活かして活躍する機会を逃している子供たち、若者が大勢おり、社会に出て行きにくい、仕事に就きづらいなどの辛さを抱えています。そのような子供たちと、「信頼できる人がいて、安心で安全な場所と時間があって、仲間がいて、成長し合えるプログラムがある」環境を創りたいと考えています。そのために、若者が働く牧場づくり、居場所事業、学習支援などの活動を行っています。

子供の未来応援基金の
支援による活動紹介
  •  不登校状態の中学生・高校生(通信制高校を含む)、無職の中卒者・高校中退者等が、夢と希望、自信を持って働けるため、もしくは働く気持ちを持つために、10名程度のグループで4ヶ月のプログラムを3回実施する。
     内容は、①個別面談 ②自己認識プログラム ③コミュニケーションスキル向上プログラム ④個別面談 ⑤仕事体験(地域や連携先の協力を得ながら)などとし、仲間と信頼関係を築きながら、自信、スキル、経験、社会の中の居場所が得られるよう活動する。4ヶ月の活動終了後には、誇りと自信を持って就職活動やアルバイトを開始することを目標とする。
     活動に地域を巻き込むことで、「貧困に対する偏見やイメージを変える」狙いもある。 連携先や地域の参加者(ボランティア等)等に、成果報告を行い現状や課題を広く共有することで、社会的意義を高める。
成果報告
    • ・仕事体験に必要なスキルの習得や実際の仕事体験による「働くためのトレーニング」の実施(180回、2,542名)
      ・生活困窮家庭について現状の情報交換・状況共有・解決策の検討及び関係機関との連携(37回、連携先32ヶ所(教育委員会、民生児童委員協議会、生活・就労相談センター、中学、高校等))

牧場就労体験の風景です。牧場に宿泊して、搾乳体験をしたり、仲間と食事を作って食べたり、生活を共にしながら自信を育みます。