各地の支援団体

愛知県

愛知夜間中学を語る会 [第9回採択]

取組事例の主な分野:学びの支援

国籍や年齢を問わず誰でも学べる読み書きリテラシ―中心の学習及び居場所支援

学習者の増加により、教室を二ヶ所に分散させ各地域の特色を生かした支援活動を展開しています。拠点教室では、主に周辺の小・中学校の児童生徒が集まります。宿題や日本語学習支援のほか、午後からの時間は、「親子英会話教室」や「工作美術活動」「おもちゃの広場」など楽しい企画で参加者の居場所作りを展開しています。主要駅に近いもう一つの教室では、高校生以上の比較的集中して学習に取り組める生徒が参加していますが、こちらでは、日本語や教科学習支援に加えて進路相談なども行っています。

こどもの未来応援基金の
支援による活動紹介

教室活動は週1回土曜日を中心に、年間約40回程度実施しています。二つの教室に参加する学習者の平均は、両方合わせて70名ほど。支援者は30名ほどとなっていて毎回100名近くの人たちが教室を使用します。
教室活動での衛生用品などの消耗品や学習者に合わせた教材の確保を中心に、こうした学習支援活動への支援者向け研修会実施費用などに基金の資金を充てています。学習者のほとんどが進学塾や高額な日本語学校には通えない階層の児童生徒やその保護者、知人などです。お金がなくて教室に通えない事態を避けるために交通費も支給しています。
さらに支援の充実を図るために社会福祉協議会など地域における他団体との福祉的分野での連携・協働事業を充実させており、今後も行政との協働で外国人向けの防災訓練の実施や、「NPO草の根支え合いプロジェクト」との合同文化祭、R8年開校予定の公立夜間中学校開校を応援する「夜間中学」周知イベント開催などで基金を利用させていただく予定です。

こども たちの学習進度がまちまちなので、ボランティアが一人ひとりの進捗状況に合わせて丁寧に対応します。