各地の支援団体

東京都

特定非営利活動法人 サンカクシャ [第9回採択]

取組事例の主な分野:居場所の提供・相談支援

親を頼れない子供・若者のための夜の居場所事業

2019年設立。虐待などの影響により、親を頼れない15歳から25歳くらいまでの若者に対して「居場所」「住まい」「仕事」の3つのサポートを提供しています。 子供・若者が安心して過ごすことのできる居場所「サンカクキチ」「ヨルキチ」、住まいを失った若者のためのシェアハウス「サンカクハウス」、働く自信のない若者のための仕事体験プログラム「サンカククエスト」などを運営しています。

こどもの未来応援基金の
支援による活動紹介

・対象:親からの虐待や家庭内の不和などの影響により「家に居場所がない」子供・若者。

・背景:サンカクシャで2023年からはじめた取り組みの「ヨルキチ」では、月2回程度、夜の居場所作りを実施してきました。夜間は役所も開いておらず、動いている民間の支援団体も少ないため、「夜に安心できる場が少ないからありがたい」「1人でいると死にたくなるから人といられる場があって嬉しい」など利用者からの声を受けてきました。

・実施内容:夜の時間(21時〜翌朝5時)に安心して過ごすことができる居場所を月3回、実施します(未成年の利用は23時まで)。居場所では夜食を提供します。

・その他:夜の居場所の必要性を社会に広く伝えていくための情報発信や、各種メディアを巻き込み、夜の居場所が広がるような働きかけも行っていく予定です。

夜の居場所「ヨルキチ」の様子。昼の居場所よりも参加人数が少なく、穏やかな時間が流れます。この日はたこ焼きを作って食べました。