奈良県
取組事例の主な分野:衣食住など生活の支援
柳本こどもあさごはん部は、令和2年12月「早寝、早起き、朝ごはん」をスローガンに地域の各団体(小学校、PTA、校区区長会、生涯学習推進員会、民生児童委員協議会、交通安全委員)で実行委員会を構成し、毎月1回フードパントリー形式での食材の配布と春・夏・冬休みに会食で食育推進し、地域の人達との交流やつながりを大切にし、「貧困対策」のみではなく、こども達の「居場所づくり」に寄与する活動をしています。
月に1回のフードパントリーの実施については、朝ごはんの欠食は、こども達の健康はもとより、学習意欲の低下や情緒の安定にも悪影響を及ぼします。しかし、いま現在も、朝ごはんを「食べたくない」「孤食だ」「作ってもらえない」「食べる時間がない」などの課題を抱えるこども達が多く存在します。「食べる力」「生きる力」を育み、地域ぐるみでこども達の健康と未来を考えたいと、早寝、早起き、朝ごはんで身体のリズムを整え、こども達の心身の健康と学習意欲の増進を図るとともに保護者の不安や負担感、罪悪感の軽減支援、諸事情を抱えるこどもやご家庭への多方面からのアプローチをするとともに、交流の場、居場所づくり、見守り活動などの少しでも地域のこども達に目を向けるものです。
朝早くから、実行委員と、こどもスタッフがフードパンリー形式で申し込んでくれたこども達を明るく迎え、交流している風景です。