各地の支援団体

福岡県

ふくおかこども食堂ネットワーク [第9回採択]

取組事例の主な分野:新たな社会課題や支援ニーズに対応した事業

地域の居場所・こども食堂で、あたたかくこどもたちを育てたい

当団体は、こども食堂を支援することに関する活動(事業)を行うことにより、地域で暮らすこどもたちが安心して過ごすことができ、未来に希望を持つことができるようにすることを目的としています。コロナ禍からずっと食品価格が高騰し、子育て世帯の生活への圧迫は大変なことになっています。地域の見守り機能を果たすこども食堂は、いよいよ重要な役割を担うようになりました。そんなこども食堂が持続可能であるよう、応援し続けます!

こどもの未来応援基金の
支援による活動紹介

「こどもたちやその家族へ、今後どんな支援が必要と思うか(複数回答可)」の問いに対し、こども食堂は、1.地域全体で子どもを見守るしくみ、2.困っている家庭への相談支援、3.学校での朝食支援の仕組み、4.安心して遊べる場所と続き、全体的に支援が不足していると感じました。こども食堂は、こどもの生活の実態把握と地域連携をはかるのに効果的なため、地域へもっと広げたいです。
一方、子育て世帯の貧困が目立つため、「こども食堂を始めたい」という気持ちがあるものの、「長期休みで始めたい、でも行政の補助金の条件に当てはまらないので、活動資金不足」と聞きます。そこで、まずは開催していただき、継続開催へとつないでいく必要があると考えました。また、地域内での連携や、こども食堂同士の連携をサポートすることで、互いを助け合いながら、情報交換ができるようになっていき、こどもの貧困解消に向けた相乗効果を発揮していただきたいと思います。

食品提供をするこども食堂開催の様子。2023年ごろから、すぐに満席になり、来場者数は3倍、親子連れでの参加も多くなった。