「子供の未来応援フォーラム in 鳥取」
(2019年11月14日開催)
「子供の未来応援フォーラム in 鳥取」が、11月14日(木)に鳥取市のとりぎん文化会館で開催され、110名超の方々にご参加いただきました。
NPO法人 山科醍醐こどものひろば理事長で、国民運動の発起人でもある、村井琢哉さんは、第1部の講演で「支援が必要な子供たちに気づくことができるのは実際に地域に住む方々です。住民のアクションにより課題を社会に広げていく一方で、行政は現状を把握し、政策課題として解決を目指していかなければなりません。こうして、地域社会全体で『子供たちを応援するまち』をデザインしていくことが必要です。」と語りました。
第2部では、鳥取県で子供たちの支援に取り組む団体、行政、企業の立場から、3人の方にご登壇いただきました。
こども食堂ネバーランド代表の辻聡さんは支援の現場の様子を写真でリアルに伝え、「調理などができなくても、子供たちと一緒にご飯を食べるだけでも支援になります。」と呼びかけました。
鳥取市中央人権福祉センター所長の川口寿弘さんは、子供食堂のネットワーク化を推進する行政の立場から、「職員が実際に現場に行き、一緒に活動をしながら課題を解決していくことを大切にしています。」と現場支援の工夫を語りました。
経営するカフェの「すなば珈琲」で子供食堂を開催している、ぎんりんグループ代表取締役の村上亜由美さんは、「企業の立場でお願いした方が寄付が集まることもある。子供たちに支援を届けるため、住民と行政の中継地点としての役割を担っていきたい。」と熱意を語りました。
参加者からは「関係者だけでなく、多くの人が身近な問題として貧困の問題を理解することが必要だと思った」「新たに支援に取り組むことに対してハードルが下がった」といった声が聞かれました。
(肩書は開催時のもの)
登壇者の方々
フォーラム会場の様子
自由交流の様子