宮城県
認定NPO法人 ロージーベル [第1回採択]
取組事例の主な分野:児童またはその保護者の就労の支援
「生きていていいんだ」と思える居場所。こころの故郷であり続ける我が家。
非行などの理由で、家族や引受先がなく、社会に戻れない少年たち。彼らを受け入れ、「安心できる家」を提供しています。「自分自身にも、周りからも否定され続けたこれまで」を払拭し、生きることの素晴らしさ、支えてくれる人や帰る家があることを伝えます。
自分自身を取り戻し、無縁だった夢を語れるように、支援の輪を広げていきます。
子供の未来応援基金の
支援による活動紹介
- 「少年の家ロージーハウス」:家庭裁判所と保護観察所等と連携し、少年院などを仮退院後、帰る家のない少年4名を受け入れ、家族愛を伝えつつ、24時間体制で衣食住の生活支援や就労支援を行う。約半年で独立を目指すが、年齢などを考慮して必要な期間支援する。
- 連絡協議会:各機関・団体と情報交換、ケース研究、具体的な連携方法を定期的に協議し、多方面から子供の課題に取り組むネットワーク体制を作る。
- チャリティイベント「こころの声を届けよう!」開催。
- ボランティア養成講座:市民約30名を対象に、子供の支援に関わる人材を養成。
- 自立援助ホームへの登録:児童養護施設退所児童なども受け入れられるようにする。
成果報告
- 連絡協議会:関係機関とのネットワーク体制及び行政との官民協働による支援体制の構築を目的とする連絡協議会を開催(3回)。
- チャリティイベント「こころの声を届けよう!Vol.Ⅲ」:少年院及び少年刑務所の子供たちに向け、市民200名による応援メッセージとクリスマスカードを贈呈(60施設)。
- ボランティア養成講座の開催:弁護士や児童精神科医、保護観察所長を講師に招き、子供の人権や発達心理、更生保護についての講演を実施(2回・約30名)。
- 子供の貧困をテーマにした講演会:大学教授を招き、貧困等の様々な困難を抱える子供を性犯罪等から守るための講演を実施(1回)。
沢田知可子さん夫妻による楽曲に10人のアーティストと約200名の有志の方々に御参加いただき、CD「いのちからのおくりもの」を制作。全国の少年院と少年刑務所にクリスマスプレゼントとして贈りました。