各地の支援団体

埼玉県

一般社団法人 青少年自助自立支援機構 [第1回採択]

取組事例の主な分野:児童養護施設等の退所者等や里親・特別養子縁組に関する支援

運転免許を、児童養護施設の退所者に

虐待やネグレクト(育児放棄)、親の死別など、さまざまな理由から児童養護施設で暮らす子供たち。高校卒業後は退所し、経済的援助を期待できる人も少ないなかで、自立して生活しなければなりません。
そこで、高校卒業後に就職を予定している子供たちを対象に、教習所での普通免許取得費用を助成しています。就職活動に生かすことができ、生涯にわたって役立つ運転免許により、子供たちの自立を継続的にサポートしています。

子供の未来応援基金の
支援による活動紹介
  • 全国の合宿形式の教習所に協力を依頼し、東京、大阪、埼玉、福岡の児童養護施設やファミリーホームの入所者約100名から応募を受け付け、審査の上、支援。
成果報告
  • 教習所への趣旨説明及び協力依頼:全国の運転免許教習所を訪問し、事業の趣旨説明を行うとともに、1名分の教習費無償枠の提供を依頼(42か所)。
  • 就労相談等の受付対応:運転免許助成等を通してつながりを持つことができた児童に対し、団体がもつ支援企業とのネットワーク等を活かし、就労相談や就労支援(10名)。

利用者からは「この制度がなかったら、免許はあきらめていたと思います。多くの人がサポートをしてくださったことを忘れず、社会人としてしっかり生きていこうと思います」などの言葉をいただいています。