各地の支援団体

東京都

なにかし堂  [第7回採択]

取組事例の主な分野:居場所の提供・相談支援

商店街を居場所化しこどもが豊かな繋がりを実感できる地域社会を実現

小学生から20歳頃までのこども・若者が豊かな繋がりを実感し自分の可能性を拡げることができる地域社会の実現を目指している。東京都荒川区の商店街にある「街の図書館」で誰もが自由に利用できる居場所を運営している。1階では多様な人々が交流できるオープンスペースを、2階では落ち着いて過ごせる場を提供する。また、学習や発達に困難を抱えたこどもには、個別の学び・遊びの機会をつくる他、地域企業の居場所づくりコーディネート等も行う。

こどもの未来応援基金の
支援による活動紹介

・家庭や学校で安心して過ごすことができず、また身近な人に相談できずにいる小学生から20歳頃までの年代の心の貧困を解消する事業。孤独や孤立を抱えたこどもが有機的な繋がりを自己形成できることを目的に次の事業を行う。
①いつでも気軽に立ち寄れる居場所(週6日間)の開放
②個別の相談機会の提供
③不登校やひきこもりのこどもに対してアウトリーチ活動
④自宅から参加できるバーチャルな居場所の提供
以上を通して、学校と家以外の第3の居場所と大人との繋がりをつくる。

・東京都荒川区ジョイフル三の輪商店街を基盤にこどもと距離の近い20代30代が中心となって地域資源を活用しながら持続可能なこども応援ネットワークの構築を実現する。

・オンラインで共に過ごせる居場所(メタバース空間)を運営することで、自宅にいても繋がりや学びが得られる環境をつくる。アウトリーチ活動を並行することで直接的な支援にも繋げる。

・以上を、困難や生きづらさの有無に関わらず利用できる場として開放し分断を伴わない形で実施する。

なにかし堂の前で、みんなでボードゲームをして遊ぶ様子。商店街と地続きのため初めての子も立ち寄りやすい場所になっている。