東京都
せたがやこどもフードパントリー実行委員会 [第6回採択]
取組事例の主な分野:衣食住など生活の支援
「困ったときはお互いさま」の精神で、子供や家庭を地域で支える
新型コロナウイルス感染拡大の影響による生活困窮の深刻化をふまえ、市民の力で子供の育ちを支えようと、2020年4月より活動を開始しました。生活困窮世帯の子供たちに定期的に継続して食材を提供しています。また、保護者へのきめ細かなメール対応や活動時の安心した空間づくり等により、子供や保護者との関係性を構築。官民の支援・サービスの情報提供や個別の相談対応を通じた伴走支援を行い、子供や家庭を必要な支援へとつなげています。
子供の未来応援基金の
支援による活動紹介
- 給食だけでは日々の食が確保できない生活困窮世帯の子供の食の保障と、食を通じて生活困窮世帯を必要な支援につなげることを目的に、定期的に食材提供および官民の支援サービスの情報提供や相談対応を実施する事業。
対象は、主に東京都世田谷区内に在住するひとり親家庭、多子世帯、生活保護・就学援助受給世帯、家計急変世帯等の生活困窮状況にある子供(未就学から高校生世代)・保護者。米や野菜等の食材や日持ちする食品を月1回、区内4か所で提供。子育て支援関係者、主任児童委員、地域住民など、約25名がボランティアスタッフとして参加。
同時に、食を通じたアウトリーチ支援として、配布時に困りごとの傾聴や相談への対応のほか、給付金や奨学金、学習支援、子供食堂などの官民の支援・サービスの情報を定期的に提供。子供・保護者双方に対し、活動が一方的な支援にならず、当事者主体の活動となるように心がけている。
食材配布前の仕分けの様子。お米やレトルト食品、お菓子やゼリーなどに加え、野菜やフルーツも子供たちから人気です。