取組事例の主な分野:居場所の提供・相談支援
すみだ食堂という活動は、食を通じて地域が支え合う仕組みである。
子供の貧困という課題に対し、直接的に「子供の貧困を救う」という視点では、抜本的な解決は難しく、また、子供の貧困=家庭の経済的貧困ではないこと、また貧困層と呼ばれている層だけではなく、その一歩手前の層も数多く存在するという現実があり、それに対し飲食店だからこそできることという点から、飲食店の会を立ち上げ、定期的にすみだ食堂を開催することで、子供を見守る目を増やすことを目的としています。
子供の未来応援基金の
支援による活動紹介
- 地域には様々な環境にある子供たちがいるのだということを伝えるための食を通じた居場所づくりを広めるために以下の事業を行う。
1.すみだ食堂・合同すみだ食堂の開催
各すみだ食堂参加店舗間で連携し、子供から大人まで多世代で一緒に食事をすることにより、子供を見守る地域の目を増やし、お互いに声かけができる関係を墨田区内につくり、子供が貧困に陥りにくい環境を作っていく。
2.すみだ食堂事務局の設置
事務局として、連携団体との調整、連絡。合同すみだ食堂の企画、チラシの作成。会計業務、報告書作成など事務作業。子供たちを見守るための体制を整備する。
成果報告
- ・すみだ食堂の開催(20回、各店舗平均10名)。
・合同すみだ食堂の開催:調理室に併設している場所で、試食をしてもらいながら、すみだ食堂の活動を紹介(1回、76名)。
・すみだ食堂事務局の設置:連携団体との調整・連絡、合同すみだ食堂の企画の充実等、子供たちを見守るための体制を整備。
不定期で開催される合同すみだ食堂。200人近くの赤ちゃんから高齢者まで、多世代で食べる楽しさを体験しています。