取組事例の主な分野:学びの支援
「自分を見てくれる人がいる」安心できる環境で、学校と連携した学習支援
府中市の中学校内で「放課後学習支援」を行っています。「毎回楽しみ!一人でできないところも教えてもらえる。」「テストが解きやすくなった!」と声が届いています。さまざまな事情により支援が必要な生徒や、学習を深めたい生徒などへの個別指導やグループ活動を実施。生徒の性格や特性に合わせた学習方法を考え、安心して楽しく学べる環境作りを心掛けています。卒業後も必要に応じて生活・進路相談を継続し、自立できる若者の育成に取り組んでいます。東京外国語大学岡田昭人研究室との連携による指導者研修会も行っています。
子供の未来応援基金の
支援による活動紹介
- 「Fuchu’s Leadership Program for Youths」(通称FLY―フライ)
- 放課後学習活動: FLYの活動の柱である学習支援。現在府中市内の中学校2校(順次拡大予定)において、週に1〜2日、決まった曜日に空き教室を利用して学習・生活指導を個別対応で行う。生徒の個性に合わせ、つまずきやすい箇所を細かく把握し解決する。子供たちの自己肯定感が高まるよう、学校と密に連携。
- 指導者研修会の実施: FLYのもう一つの特徴は指導者の育成。各校の要望・現状を考慮しながら、指導者の資質向上、指導の均質化、変化する社会・教育問題に適切に対応するための研修会を月に一度開催。教育に関心のある方は誰でも参加可能。
成果報告
- 放課後学習活動「Fuchu’s Leadership Program for Youths」:学校施設を活用した放課後の個別学習支援(60回・20名)。
- 関係者研修会の実施(9回)
活動のあとに生徒が記入する振り返りシート。この感想を次の指導に生かしています。また、友人同士で一緒に考え合う姿がよく見られます。学力だけでなく、心も育てていきたいと考えています。