東京都
NPO法人 青少年の居場所Kiitos [第2回採択]
取組事例の主な分野:居場所の提供・相談支援
生きづらさを抱えた青少年に居場所を提供し、自立を支援
不登校、親の過度な干渉・無関心、貧困、虐待、障がいなど社会生活を営む上で困難を抱える子供・若者は少なくありません。調布市近隣のそうした青少年たちに、居場所を提供し、食事や学習・生活相談などを通じて自立を支援する事業を行っています。現在までに登録者は300名近くに及び、毎年100名を超える利用者を支援しています。週5日開室・無料というユニークなモデルは、事業に共感する多くの人々の熱意によって支えられています。
子供の未来応援基金の
支援による活動紹介
- 居場所開室・相談支援:利用者が安心して自由に過ごせるように、また、悩みや問題を抱え込まないで相談できるように、居場所を開室し、維持する。利用者は一日当たり約20人、年間の利用者実数は100名を超える。(月20回)
- 食事提供:貧困であったり、子供に無関心な家族を持つ利用者に対して、手作りの温かい食事を無料で提供。昼食・夕食を含めて、一日当たり約25食、年間で約6000食。
- 個別の学習支援・就労支援:不登校、引きこもり経験のある子供・若者に個別に学習の機会を提供する。開室日には講師が待機、希望すればいつでも学習できる。
- イベントの開催:家庭でのイベントなどを経験していない子供が多いため、誕生会は毎月5回程度、その他クリスマス会等の季節行事も開催。
成果報告
- 10~20代の子供・若者の誰もが立ち寄ることができる居場所を提供(240日・3,500名)。
- 居場所開室日には、手作りの温かい昼食と夕食を提供(244日・3,400食)。
- 登校困難の子供や知的障害や発達障害で授業について行けない子供たちへの学習支援(400回)。
- 誕生会等の機会の提供や外食による大人数の食事マナーの体験(29回)。
Kiitosは、子供たちがいつでも羽を休め、また飛び立つための“とまり木”。
写真は、子供たちと楽しく食卓を囲む白旗代表。