取組事例の主な分野:居場所の提供・相談支援
「人づくり」から始まる共助のシステムづくりで、子供の孤立を予防
私たちが目指すのは、子供・若者が、生まれた環境や特性等に関わらず、権利と尊厳をもって生きていける社会です。多様な個人や組織、機関が、各セクターの価値観や文化を越えて、子供・若者の育ちと学びを支えるセーフティネットとなっていくための仕組みづくりと文化醸成を行うことを使命としています。そのため、現在は、孤立しがちな子供・若者が、自分と他者への安心・信頼を築いていくためのサポート人材(コミュニティユースワーカー)の育成を中心に行っています。
子供の未来応援基金の
支援による活動紹介
- 貧困の連鎖の解消を目的として、若年(10代~20代前半)で妊娠・出産した個人や家庭を対象にし、居場所の提供と相談事業を行う。若年での妊娠・出産をした人の中には、背景として、家庭における貧困や不適切な養育があることも多いため、安心・信頼できる関係性の構築をベースとして、精神的なサポートやライフスキルなどの物理的なサポートを行う。
- 居場所の提供:年間を通して10〜20名を対象に、料理を一緒に作ったり、ゲームや裁縫をしたりしながら、安心感をもって過ごせる場づくりを行う。
- 相談事業:生活、学習、進路、就労など、個別のニーズに応じて相談に乗りながら、他機関と連携して伴走支援を行う。
成果報告
- 若年出産の「家庭と子どものサロン」:特定の目的を設ける形ではなく、個々のニーズや関心に応じて一緒に料理や食事、学習、生活の困りごと等を相談できる居場所、集団の場が苦手な利用者対応として個別支援も実施(92回・265名)。
一人ひとりの興味関心を大事にして、一緒に料理をしたり、ネイルをしたりして過ごしています。