各地の支援団体

東京都

NPO法人 ユースコミュニティー [第2回採択]

取組事例の主な分野:学びの支援

地域の課題は地域の力で解決することをミッションにした市民活動

経済的困窮、発達・学習障害、不登校・引きこもり、定住外国人等、様々な理由で困難を抱えている子供たちの居場所づくり・学習支援に取り組んでいます。学校の入学試験に備えるためや学校教育の補習のためなどのいわゆる「学力の教授」ではなく、困難を抱える子供たちがありのままで過ごせるフリースペース(居場所)を地域の中に提供します。子供たちの成長・育成・学びの支援に地域の力(地域の支援者の力)で取り組んでいます。

子供の未来応援基金の
支援による活動紹介
  • 「子供の貧困」が社会問題化し、現在ではその対策が進んできている。その中で親から子供への貧困の連鎖を防止するため、特に中学生への高校進学の学習支援が重要とされ、各地で取組が活性化している。
    一方、低学力や不登校など様々な理由による高校中退や高校無進学者への支援策については、貧困の連鎖にまさに直結する大きな問題であるにもかかわらず、やや見過ごされている現状がある。こうした問題意識から、以下の事業を実施。
  • 中退者、無進学者の若者の支援活動を新たに開始:生活保護、児童扶養手当受給等の貧困を背景に抱えた子供・若者を対象に、居場所を提供。
    (1)学び直しをする意思形成の支援
    (2)彼らの悩みに寄り添い、将来像を考え目指すきっかけづくりや他機関と連携した家庭支援
    (3)高卒認定やキャリア支援など、子供・若者が未来に希望を持つことができるよう地域の力で支援
成果報告
  • 高卒認定試験を目指すサポート校の開催:生活困窮世帯の高校に進学しなかった子供たち及び中退者のための学習支援(178回・13名)。
  • 支援者スキルアップ研修:支援者(ボランティア)のスキルアップ研修(10回・7名)。

スタッフの集合写真。