神奈川県
NPO法人 在日外国人教育生活相談センター・信愛塾 [第4回採択]
取組事例の主な分野:居場所の提供・相談支援
「子供の命を守る」ために一人ひとりの背景に寄り添う
外国籍及び外国につながる子供たちに「居場所」を利用した学習支援・日本語学習を行っています。学校の宿題や日本語の勉強、終わったあとはスポーツ・音楽などをして自由に過ごし、一人ひとりがありのままの自分でいられる空間と時間を提供します。そしてその保護者を主な対象に生活・教育・人権の相談・支援活動をしています。具体的な解決を目指すために伴走型・多言語対応・無償で、行政や学校、弁護士などの様々な機関とも連携して行っています。
子供の未来応援基金の支援による活動紹介
- 「ともに生きる」社会を目指し、既存の事業の拡充を行う。
- ・「居場所」を利用した学習支援
外国籍や外国につながる子供たちは言葉や文化の壁にぶつかり、学校や地域社会で緊張を強いられている。自分の居場所があることでストレスは緩和され、自信がつけば教科や日本語の学習にも向き合えるようになる。支援事業では人材と機会の充実を図り、加えて食事支援も行い、子供たちが安定して学ぶことを後押しする。
- ・伴走型教育生活相談事業
信愛塾には行政機関では解決が困難なDV・貧困・在留資格などが複雑に絡み合った相談が寄せられる。子供たちの保護者を中心とした相談者の自立を促し、地域社会での活躍につながるように、補助員の増加や関係機関との連携を強化することでサポート体制を充実させる。
新型コロナウィルスの影響により休校が続く中、給食がないことで体重が減ってしまう子供たちがいるため、様々な協力を得て昼食の支援を始めた。