富山県
取組事例の主な分野:衣食住など生活の支援
通年実施しているリサイクルセンター事業(衣類・制服・生活用品・生活雑貨・文具・食品等の受け取りや分配)は地域に根付いており、子育て世代や困窮者支援を行っている機関(保健所や定着支援センター等)からの要望にも応えてきました。令和5年度は基金を活用して取り置きができる宅配ボックスの導入や SNS等の活用、情報発信のための掲示板の設置、利用者の声を聞くためのアンケートBOXの設置などを行いました。
令和5年度は、「SNS等と宅配ボックスを活用したリサイクル品の分配事業」ということで年度の前半はセンター内の環境整備(ラックや宅配ボックス等の購入、入れ替え、配置の工夫、整理整頓等)を中心に行いました。利用者アンケートでは「きれいになって見やすくなった」などの肯定的な声を多数いただいています。年度の後半は子育て世代がより使いやすいようSNSも活用し、ホームページも刷新しました。令和6年度はこれまでの事業をさらに発展させる取り組みとして、貧困の連鎖を解消するため、困窮世帯やヤングケアラーなどへの支援として各学校に配置されているスクールソーシャルワーカーや地元社会福祉協議会、企業、若者支援を行う各種団体等と連携を取りながら、子育て世代等への食糧品の無償提供を行います。また、センターに持ち込まれる衣類等もあわせて提供します。当事務所の「人」「物」「情報」が行き交う強みを活かした支援を展開していきます。
リサイクルセンターの様子です。衣類、靴、生活雑貨、食器、本、学用品などが寄せられ、多くの方に立ち寄っていただいています。