取組事例の主な分野:その他の支援
食品ロスをなくし、貧困の連鎖の解消も目指して
今日食べるものにも困っている子供たちがいる一方で、安全に食べられる食品が、年間621万トンも廃棄されている日本。私たちは、企業や家庭から食品を募り、貧困世帯の子供たちに届けるフードバンク活動を全国に広げ、持続的に発展できる土壌をつくっています。「安心して生活できるようになりました」「人の優しさ、あたたかさを実感しました」など、返信ハガキの文面から、家計の負担軽減だけでなく、精神的な支えや子供たちの楽しみになっていることがうかがえます。
子供の未来応援基金の
支援による活動紹介
- 全国フードドライブキャンペーン:給食のない冬休みに全国で実施。
- ひとり親家庭や生活保護世帯の子供を対象にした1対1の学習支援(週1回)。
- 食品企業とのマッチング:食品の寄贈を依頼し、全国のフードバンクに郵送。
- 全国のフードバンク団体を対象に、組織基盤強化のための研修会を計6回開催。スカイプ・直接訪問によるノウハウ支援を各団体月1回、延べ48回実施。
- シンポジウム:子供の貧困問題の周知啓発のため、東京で開催。
成果報告
- フードバンク団体の組織基盤強化を目的とした研修会:食品管理やファンドレイジング等フードバンクを実施する上で必要な知見を有する外部専門家による研修を実施(5回・54名)。
- 訪問又はインターネットを活用したフードバンク団体の運営ノウハウ支援
- 全国フードドライブキャンペーン(8団体・197か所)
- 食品提供企業の新規開拓及びフードバンク団体とのマッチング(14回)
- 子供の貧困問題及びフードバンク活動に係るシンポジウム(1回・100名)
夏休みに児童が「先生、何か食べるものない?」と聞いてきた、と事業で連携している小学校教諭から聞きました。食べ物を万引きしてしまった子供もいます。もっともっと支援の輪を広げていきたいです。