長野県
NPO法人 NPOホットライン信州 [第1回採択]
取組事例の主な分野:衣食住など生活の支援
子供の想いを受け止める。総合的に支える居場所「信州こども食堂」
「助けて」のSOSが出せない、自助努力ではどうにもならない困難を抱えた親子の言葉を受け止め、幅広く総合的な支援活動を展開しています。
24時間365日の電話相談から、面談、緊急支援などを通じて、生活が困難な状況にある親子の、生活・教育・就労などを、総合的に支えます。
「信州こども食堂」ネットワークの拡大・定着を図り、子供を丸ごと受け入れてくれる、安心できるセーフティネットになることを目指しています。
子供の未来応援基金の
支援による活動紹介
- 総合的な居場所作り:支援が必要な子供の早期発見を目的に、食事の提供・学習支援・家庭環境の把握を行う。個々の状況に応じ、親との懇談・学校などとの事例検討会議を行う。県内で子供延べ2,000名以上の参加を目指す(年40回以上、親・サポーター延べ6,000名)。
- 相談窓口:貧困家庭のひとり親、養育者を対象に、相談窓口で専門相談員が対応。
- 面談・緊急支援:必要に応じて生活必需品・食料品など支援物資を提供。困窮状態の緩和、場合によっては生命の危機を回避する。
- 就労支援:就労困難な親を対象に、他の支援団体と連携し、相談・研修・職業紹介(年4回)。
成果報告
- 子供食堂・学習支援を含めた総合的な居場所づくり:食事の提供や学習支援を行いながら、個々の状況に対応したきめ細かい支援を実施(長野県内45か所・4,808名)。
- 生活困窮者世帯との面談及び生活支援物資提供:居場所事業で把握した生活困窮者世帯を対象に、食料や生活必需品等の支援物資を提供(290名)。
- 親に対する就労支援:他の就労支援団体と連携し、研修や職業紹介を実施(4回・38名)。
信州こども食堂は、子供の気持ちを丸ごと受け入れる、安心できる場所。世代もさまざまで、多様性があり、誰でも気軽に参加できるため、地域のコミュニティの場にもなっています。