静岡県
取組事例の主な分野:衣食住など生活の支援
不登校や学校へ行きづらさを感じている子、孤立しがちな親子と共に、自然体験や味噌造り、有機農家さんをお手伝いする援農活動や、誰でも参加できる”みんなdeごはん”など、「食農」を中心としたつながりを提供しています。昨年より、地域交流の場『みんなの畑』でサツマイモ栽培を開始しました。こどもたちが家族以外の大人と触れ合い、交流を図ることで、信頼できる地域の大人と”斜めの関係”を築いていく機会を創っています。
・近年、親世代の欠食率の高さ、共働きの家庭やひとり親家庭、特に生活保護世帯のこどもが朝食を食べない傾向が高いとされており、授業に集中できずやる気が起きない、上手く体が機能せず怪我や事故を招くなど、様々な弊害が起きています。
・小中学校の近隣にある公共施設にて、地区の協議会や婦人部と共に、地元農家へ協力を仰ぎ、地産地消の食材を使った朝給食の提供を行います。また、学校へ行きづらさを感じている子に、自宅以外で過ごせる安全な居場所として、朝食後、施設内で過ごせるよう行政に働きかけていきます。
・現代では独りで食べる「孤食」も社会問題となっています。昨今、PTAの廃止や子供会の解散により、こどもたちと地域との関わり合いが希薄となっています。朝給食という場は、単にお腹を満たすだけではなく、温かく血の通った食事を地域の人たちと一緒にいただくことで、ちいさな信頼関係を構築していく機会としています。
こどもと大人がつながる『みんなの畑』
世代を越えて、自然の豊かさに感謝しながら、多様な人たちとの地域交流を図る場所