静岡県
取組事例の主な分野:衣食住など生活の支援
静岡県の中で困窮する世帯の割合が最も多い伊東市で、4年前から学習支援を、昨年7月からこども食堂とフードパントリーを高齢者10名で運営しています。
グラウンド併設の公民館を利用し、毎週水曜日の放課後にこどもたちと勉強をし、遊びを見守り、月4回お弁当を無料で配布しています。
こども食堂の利用者数は数ヶ月で65名になりました。
12月と3月に実施したフードパントリーは給食が無い休み期間の食事として、親に大変感謝されました。
現在、41世帯65名の子どもに食事を提供していますが、ひとり親世帯、多子世帯、生活保護世帯が8割を占めています。
・今年度は、食事の支援を待っている20名近いこどもにも毎月お弁当を配り、夏休み期間も週1回ではありますがお弁当を配る予定です。
・実質賃金が下がり続ける中、困窮家庭の親が一番望むのは、長期休み前の食品の支援です。そのため、夏休み前の7月に大型のフードパントリーを実施します。
・現在水曜日の放課後に実施している勉強会を4月から隔週土曜日も開催して学力の定着、居場所の拡充にチャレンジします。
・3月にバルーン作りイベントや親子の食事会を行い好評だったため、今年度もイベントを数回実施したいと考えています。
これらの活動を通じて、親やこどもに寄り添い、こどもの可能性を育み、こどもが生き生きと暮らしていける地域にしていきたいと思います。
「荻寺子屋、始めてのひな祭り 作って 食べて」親子でバルーン作りを楽しむ子どもたち