愛知県
取組事例の主な分野:学びの支援
地域で急増する日本語が不自由な外国人の児童生徒や経済的に苦しい家庭環境にいる日本人児童生徒など学校での学びにつながりにくい方々への学び直し支援を通して、地域との協働・連携を模索しながら緩やかな居場所作りを行っています。子どもたちの自己肯定感を高めながら、困ったときに頼れるような地域の人々との顔の見える生活環境も整える支援を目指しています。
1.学校の授業でわからないところや不明なところを支援者とともに考え学習者本人の力で解けるように伴走支援し、授業で抜けてしまった部分を補習しています。一人ひとり、抜けている学びが異なるため、学校の一斉授業方法とは違い、基本的に学習者一人につき支援者が一人つくという形での学習者の事情に配慮した支援を行っています。こうした丁寧に寄り添う支援の在り方は、学習者の自己肯定感を高め、その先の進路選択拡大につながるものです。
2.特に日本語が不自由な外国人児童生徒の場合、学校で使う学習言語を学ぶ前段階の日本語の初期指導を実施することで学校生活にスムーズに適応できるような支援を実施しています。
3.年に数回の「防災講座」や「公立夜間中学イベント」などを通して地域に住む人々との交流を深めるとともに、日本人も外国人も安心して暮らせる街作りに貢献しています。
「愛知夜間中学を語る会が主宰・支援する自主夜間中学はじめの一歩教室」の避難訓練の様子
防災リーダーさんの話を聞く