滋賀県
NPO法人 こどもソーシャルワークセンター [第4回採択]
取組事例の主な分野:居場所の提供・相談支援
家庭や学校でしんどさを抱えている子供若者を個別に支える居場所
当法人では大きく分けて二つの柱で活動を行っています。
一つ目の柱は、家庭や学校でしんどさを抱える子供若者を個別に支える居場所活動です。不登校の子供たちの日中の居場所、虐待や貧困など家庭に課題を抱える子供の夕刻を支える夜の居場所の活動を行っており、いずれも生活を支える食事や入浴なども行っています。
二つ目の柱は、モデル事業を作り出し、その事業を社会に広げる活動です。そのためのネットワークづくりや講演などによる社会啓発活動にも力を入れています。
子供の未来応援基金の
支援による活動紹介
- 貧困などの課題を抱えている家庭や子供の夜間帯を支援するモデル事業を実施する。
①「夜間子育て支援事業」
目的:行政支援の乏しい深夜に、保護者が育児ストレスや悩みなどを一人で抱えることのないように、深夜であってもLINEや電話で相談を受け付け、必要に応じて深夜に託児も行う。
対象:市の児童虐待担当課と連携して、必要な親子に相談窓口の情報を届ける。
②「まちのこどもシェルター事業」
目的:貧困や虐待などで家庭に居場所がない子供たち(小中学生)への宿泊(生活)支援活動。
対象:現在、こどもソーシャルワークセンターに関わっている小中学生を中心に、優先度の高い子供に毎週宿泊支援を行う。この時間帯を利用して、中高校生の家出などの緊急宿泊支援も行う。
夏休みの宿泊支援の後に、子供たちと川遊びに行きました。家庭の事情で経験できないことを体験しています。