京都府
取組事例の主な分野:学びの支援
孤立や孤独、貧困等の状況でも、制度の狭間にある、移動手段がない、情報が得られないなどの要因により、セーフティーネットの網にかからず様々な支援を受けられない人たちがいます。そのような人たちに対して、中間的支援と直接支援の両輪で支援・援助を実施しています。特にこの3年間は、コロナ禍のため緊急に支援が必要な人たちに対して継続的に食糧支援を行い、傾聴を通して、様々な支援に結び付ける活動を実施しています。
<目的>
•子供が出自や育った環境等に影響されることなく、本を読み、勉強する機会を提供し、未来への希望や自分自身の可能性に夢を持つことができるようにすることを目的に、それぞれが欲しいと思う本や参考書などを届ける事業と、絵本や童話のある部屋で、親子で過ごせる場を作る事業を実施する。
<対象>
•対象は、外国籍や外国にルーツを持つ子供のいる家庭・特別な事情で貧困の状況にある子供のいる家庭
<内容>
•本を買う余裕のない家庭の子供には好きな本を届け、勉強する意欲はあるが参考書が買えない子供には参考書を届け(あるいは自分で選んでもらい)、希望があれば学習支援や日本語教室等を実施する。
•廃校になった小学校の図書室を活用し、読んでもらいたい絵本や童話を揃え、気軽に親子で過ごしてもらえる場を作る。
・年に4回、キャンプや収穫祭、クリスマスパーティ等のイベントと併せて、読み聞かせや子育て相談などを実施する。
孤立しがちな外国にルーツを持つ子供たちに、地域の人と共に過ごせる時間を作ることで、互いの信頼関係が生まれます。