各地の支援団体

大阪府

サークルころころ [第8回採択]

取組事例の主な分野:新たな社会課題や支援ニーズに対応した事業

学童保育に就労のため迎えに行けない保護者支援と子どもの居場所を提供する。

保育園卒園後、当然学童保育を利用するが、17時を過ぎると保護者の迎えが必要となります。就労のため迎えに行けない家庭の子どもたちは、17時に帰宅をして家で親の帰りを待つことになります。週に2日であるが学童から「ひろば」へ直行し、1年~6年までの異年齢集団で過ごしながら、保護者のお迎えを待ちます。

こどもの未来応援基金の
支援による活動紹介

学童から17時に帰宅をし、ゲームをしたりビデオを見たりして1人または兄弟で過ごしている子どもたちの居場所づくりができたらとサークルをたちあげ、「ころころひろば」を開催しました。ほとんどが久宝寺保育園の卒園児で、小学校が違っても「ひろば」で会えるのがうれしいようです。保護者としては、週に2日でも安心できるし子どもにやさしく接することができると喜ばれています。「ひろば」では①学習支援②異年齢での自由遊び③絵本や紙芝居の読み聞かせ④夕食の提供など、子どもたちが安心して過ごせる居場所と就労する保護者の支援を目指しています。

貧困層を対象にした子ども食堂がほとんどであるが、「ころころひろば」は少し角度が違います。学童終了後の17時から2時間程度の子どもたちはまさに貧困状態といえるのではないでしょうか。就労する母親が増え保育園卒園後、学童保育利用の子どもたちも激増している昨今、17時以降を安全に安心して過ごせる居場所として運営をしています。

スタッフと一緒に学習タイム