取組事例の主な分野:学びの支援
すべての子供たちがどんな環境に生まれても学べる「居場所」を!
KADOMA中学生勉強会では、16大学40名の大学生とともに、門真市内の中学生30名を対象に、居場所・学習支援事業を実施しています。企画から運営までの全てを大学生主導で行い、経済的理由等で学習塾に通えない子供たちの学習を支援するとともに、兄姉のような大学生たちと楽しく語らい勉強する「居場所」を創っています。また、クリスマス会や大学見学など各種イベントを通じて、生徒たちは多くの大学生と出会い、自身の将来の選択肢や多様な価値観に触れることができます。
子供の未来応援基金の
支援による活動紹介
- 門真市では、子供の貧困の指標となる就学援助認定率が29.66%(R2:全国14.42%)と、厳しい家庭環境にいる子供たちが多くいる中、3つの柱を掲げて活動している。
1)ロールモデルの提供:
地域に少ないとみられる大学進学者と交流する機会を設けることで、生徒たちが多様な価値観や選択肢と出会える場をつくる。
2)「第3の居場所」の提供:
一般的な「塾」ではなく、大学見学やクリスマス会、遠足などのイベント行事を通して、生徒たちがホッとできる場所をつくる。
3)学習の場(学習指導)の提供:
大学生から教えてもらうことで、「どうせ無理」と思っている生徒たちがやればできるということに気づける場をつくる。
<内容>学習指導および中学生とのコミュニケーション(学生ボランティア1名に対して生徒1、2名で対応。宿題やワークなどの学習指導、生徒とのコミュニケーションなど)
<対象>経済的事情により塾に通えていない、学校の学習についていけない中学1年生~3年生(30名)
普段の活動風景。大学生ボランティア1名に対して、生徒1~2名のマンツーマン指導。学習をベースに様々な会話が飛び交っています。