取組事例の主な分野:居場所の提供・相談支援
「子供の最善の利益を考え、自尊心を守り育てる」を信念に、総合支援
「失敗しても大丈夫!」「生きているだけですばらしい。」愛されていることを実感でき、誰もが利用できる安全な居場所で子供を守ります。社会の偏見や蔑視から守り、個々の自尊心・自己肯定感を高め、自信を持って人生を選び、生きていくことができるよう、支援を行います。
早期の課題発見・支援開始で、子供や家族の社会的孤立を防ぎ、虐待や貧困の連鎖を断ち切るため、総合的な支援システムの構築を目指します。
子供の未来応援基金の
支援による活動紹介
- 夜間・宿泊・早朝等の居場所提供・生活相談支援事業:ひとり親世帯で夜間就労する親の子供たち、精神疾患を抱える親と暮らす子供たち、分離の必要はないが適切な距離が必要な親子、保護者不在の若者などに対して、19時以降の居場所や緊急一時利用場所の提供、緊急一時保護への対応、食事・宿泊支援など。必要に応じて就労支援につなげる。
- 子供・若者・保護者のエンパワメント事業:自尊心を高め、いのちの大切さや性、困難回避方法、地域のことなどを学ぶ機会の提供。エンパワメントの会(月1回)、男の子語ろう会(月1回)、CAPプログラム(年3回)、青少年、若者の語り場・食事会(男女別・月2回)、本気で勉強会(月4回)、こども夜まわり学習会(年8回)、各種フォーラム。
- 退所児童などのアフターケアおよび若年妊産婦支援:早期に課題を把握、必要に応じて個別支援プランを作成し、丁寧な支援を実施。
成果報告
- 夜間、宿泊、早朝等の居場所提供と生活相談支援事業:朝及び夜間の居場所利用や緊急一時利用、夕食支援、宿泊支援を実施。15歳以上の若者や保護者等には就労支援も併せて実施(通期・1,906名)。
- 子供や若者、保護者のエンパワメント事業:自身や他者との関係性の改善、暴力への意識啓発等を図る各種グループセッションや、学習支援、地域の特性を生かした見学や学習会、当事者による講和フォーラムの実施(107回・1,104名)。
- 退所児童等アフターケア及び若年妊産婦支援(通期・3件)
「こども夜まわり学習会」風景です。たくさんの子供と大人が、命についての学習会をします。