大阪府
任意団体 西淀川インターナショナルコミュニティー [第2回採択]
取組事例の主な分野:学びの支援
大阪市西淀川区で外国にルーツを持つ子供の育成・学習支援
外国にルーツをもつ子供が、教科や日本語習得が十分でないままに社会に出ることで、貧困の連鎖に陥りやすいという課題があります。こうした課題の解決を目的に、大阪市西淀川区出来島・福地区に暮らす外国にルーツをもつ子供を対象として、学習支援教室、家庭訪問、地域交流イベントを実施します。また、情報共有を通じて、地域における外国ルーツの子供支援ネットワークの核となることで、当該地域の他の支援活動と緊密に連携し、地域全体の「支援力」の向上を目指します。
子供の未来応援基金の
支援による活動紹介
- 大阪市西淀川区の出来島・福地区を中心に以下の活動を行う
- 学習支援教室の開催:主に外国人家庭の小学生を対象として日本語および教科の学習支援教室「きらきら」を開催。(週1.5時間)
- 外国人家庭への巡回訪問:事業担当者が定期的に子供を持つ外国人家庭を巡回し、家庭状況を把握するとともに、当団体の活動を紹介し、学習支援教室等への参加を呼びかける。また、必要に応じて生活相談を受け、地域の関係部署との仲介調整を行う。
- 地域との交流促進:出来島商店会、西淀川区役所、地域住民等と外国人住民が連携して地域の交流イベントを開催できるよう、諸連絡や諸業務の調整を行い、地域の多文化共生を促進。
- 地域支援団体のネットワーク:地域で学習支援教室を開催する各団体と子供の状況を情報共有することでネットワークを形成し、地域の支援体制を強化する。
成果報告
- 学習支援教室の開催(44回・148名)。
- 外国人家庭への巡回訪問:外国人家庭の状況把握、生活相談、教室への勧誘(24回)。
- 地域との交流促進:地域のイベントに参加(1回)。
- 情報ネットワークの構築:各学習支援教室の活動履歴や家庭訪問記録等をクラウド上でデータベース化(394回)。
学習支援教室「きらきら」にペルー、ブラジル、フィリピン等にルーツを持つ子供が集い、日本語や教科学習、創作活動に取り組む。