大阪府
NPO法人 多文化共生センター大阪 [第1回採択]
取組事例の主な分野:学びの支援
「多文化共生社会」の実現を目指し、外国にルーツを持つ子供をサポート
国籍や言語、文化、性などの違いを認め、尊重し合う社会の実現を目指しています。「外国にルーツを持つ子供たち」が抱える問題の把握に努め、日本社会において職業を選択できるよう、語学力の向上支援、キャリア育成サポートを行います。
「いろんな先生や外国人の友達と出会えてよかった!」参加生徒の声です。支援と同時に、広く日本社会へ情報発信し、彼らの可能性を広げます。
子供の未来応援基金の
支援による活動紹介
- 生活実態調査:西淀川区内在住の外国人住民100世帯を対象に、特に非正規雇用率・高校進学・中退率を明らかにする。
- 日本に永住予定の非正規雇用で働く外国にルーツを持つ子供を対象に下記3事業を実施
- 日本語教室:読み書きに特化した学習。日本語能力検定3級程度の到達を目指す(月4回×6ヵ月×2コース)。
- キャリアセミナー:地元商店会の協力のもと、日本社会との接点が十分でない子供たちに多様な仕事を紹介し、職業観や勤労観の育成を目指す(全6回)。
- ビジネスマナー研修:ビジネスマナーの基本、電話対応、メール、丁寧語の表現を学ぶ。
- 報告会の開催。
成果報告
- 外国人住民の生活実態及び進学率等の調査:非正規雇用率、高校進学率、中退率等、外国人世帯の生活実態等を調査(65名)。
- 外国にルーツを持つ子供に対する日本語教室(24回・169名)
- キャリアセミナー及びビジネスマナー研修による就労支援:地元商店街の協力を得て、電気工事士や行政書士等様々な職業に関するセミナーを実施(11回・132名)。
- 成果報告会
日本語学校や地域の日本語教室は、大人や留学生向けの教室が多いという現状です。外国にルーツを持つ子供たちのための教室は、各地域でなくてはならない大切な存在と考えています。