兵庫県
取組事例の主な分野:学びの支援
こども食堂を利用する子どもたちには、学習支援・居場所づくり・相談活動を実施し、学びの楽しさ、人とつながる楽しさを伝え、生きる力の土台を形成する。保護者には、相談活動を実施し、ケースによっては、学校・関係機関との連携し支援を継続する。子どもとの接し方で悩み、ついつい暴力的になってしまう保護者には、ペアレントトレーニングを実施する。こども・保護者への支援をセットで実施する。
教員志望の学生を派遣し、学習支援、居場所づくり、相談活動を多層的に実施する。子どもへの支援では、「あんなお兄さん、お姉さんみたいに、なりたいな」「大学生のお兄さん、お姉さん、かっこいいな、素敵だな」と思えるロールモデルの提示が極めて有効である。
①学習支援…大学生が講師となり、3人以下の小グループに対して学習支援を実施し、基礎学力を身に付け学習の動機づけを高める。
②居場所づくり…大学生が毎週30分程度、友達づくり、仲間づくりのピアサポートプログラムを実施し、人とのつながり、居場所を確保する。
③相談活動…子どもたちには、カウンセリングを学んだ大学生が、メンタルフレンドとして相談相手をする。保護者支援では、臨床心理士の資格を有するカウンセリングの専門家が、相談活動を無料で実施する。 子どもへのサポートの放置は社会的損失につながる。連携が必要なケースでは、他機関との連携を図る。本事業は「未来への投資」と位置づけている。
「みんな、これからゲームをするよ」と、 大学生ピアサポーターとこどもたち