奈良県
取組事例の主な分野:居場所の提供・相談支援
大人もこどもも楽しめるアート工作や展覧会の企画を通して、日常と芸術を繋ぎます。アートプロジェクトのマネジメントを通して、学び合いの場を育み、地域の魅力を未来へ伝えます。コミュニティスペース「マルルーム」の運営を通して、芸術を中心にさまざまな人や文化が交わり、社会課題の解決に向けて学び、支え合う、ゆるやかなコミュニティを形成します。
昨年度、こどもたちとアートワークショップを通して居場所を創り、就労が困難な母親が駄菓子屋やカフェを運営し、延べ300名以上が訪れ、様々なこどもや家族の居場所となりました。今年度はさらに事業を施設外に広げ、こどもたちや就労の困難な母親の支援の輪を広げて深めるためにステップアップしていきます。居場所はさらにオープンの回数を増やして継続、支援者たちとの関係性を深めていきます。さらに、今年度繋がりが生まれた社会福祉協議会やこども食堂支援NPO、近隣農家からの食料支援等、こどもたちに還元できる仕組みを継続、発展させていきます。また、新しい取り組みとして、様々な人達との交流によって新たな視点を得る機会が重要と考え、外部支援団体との連携支援企画(ケアリーバーの振り袖撮影会)と展覧会の開催、広報活動チャレンジとしてマルシェへの出店、近隣こども食堂とのコラボレーション、支援者の声を集めたウェブアーカイブの作成と発信、アートやケアの専門家を招き定期的な勉強会を実施します。
アート工作教室「きみだけのお面を作ろう!」で完成したお面をつけて皆で集合写真。誰もが豊かな芸術体験ができる居場所づくりを行う。