岩手県
NPO法人 フードバンク岩手 [第2回採択]
取組事例の主な分野:衣食住など生活の支援
市民参加による「フードドライブ」で、「支援の輪」を着実に広げ、届けたい
フードドライブで集まった食料品を詰め合わせて、各世帯にお届けします。支援を必要としていても1度でSOSを出せない世帯が多いのが実情であり、まだまだ私たちの支援を待つ方が多くいます。様々な事情により生活に困っている方の負担軽減だけはでなく、精神的な支えや未来ある子供たちが希望をもって暮らしていけるよう、食の支援を通じ支援の手からもれない、困窮しきることがない社会づくりを目指しています。
子供の未来応援基金の
支援による活動紹介
- フードドライブ(食品回収運動)
食品回収BOXを設置し、チラシの配布や広報誌などに掲載し、広く市民に呼びかけ食料品を集め、多くの市民の社会参加を促す。
- 夏休みこども応援プロジェクト
給食のなくなる夏休みや冬休みをむかえる小中学生のいる世帯へ、不安を取り除く事を目的に無償の食料配送を行う。申込書は主任児童委員や民生委員が世帯へ訪問し、申込書を直接手渡す。直接手渡しする事により地域に見守ってくれている人がいることを知ってもらい、委員の地域の支援者としてのスキル向上も同時に行う。申込世帯からのアンケートにより、各世帯が抱えている課題や悩みを把握・早期発見・早期介入し、ケースや状況に応じてアウトリーチも行い、相談機関等の社会福祉資源につなぎ、生活が困窮しきる前に解決を図る。
- 食品詰合せ封入作業
申込世帯へ無償提供する食料品を世帯構成や実情に合わせて仕分け、梱包する作業は高校生や大学生のボランティアが行う。作業前に貧困問題の現状や支援機関の役割を当団体職員が説明し、貧困問題や支援機関などを知っている若者が社会に広がることを目指す。
成果報告
- 広く市民に呼びかけフードドライブの実施(91回)。
- 民生委員を通じたフードバンクの利用申込書の配布(1,544世帯)。
- 世帯構成に合わせた食品詰め合わせ作業・配布(563世帯)。
しゃいん食堂プログラムでは、地域の企業の協力のもと様々な職業体験を通じ子供たちの職業観を培います。写真は自転車で発電する体験をしている様子です。