山口県
NPO法人 山口せわやきネットワーク [第2回採択]
取組事例の主な分野:学びの支援
「こども明日花プロジェクト」どんな環境にあっても、子供たちが将来に希望を持てる社会を
山口県内の全ての地域が子供たちを温かく見守り、地域が一体となり子供たちを支える環境を目指して、中学生の基礎学力向上と高校進学支援のための食事付き学習会や、主にひとり親世帯などで課題を抱えた小中学生を対象に、大学生などのボランティアと一緒に勉強や遊び、夕食を食べて過ごす、安心できる居場所の提供をしています。また、子供の貧困問題への正しい理解を広め、支援への参加を促進するとともに、実践者間や行政とのネットワークづくりのため、啓発セミナーや研修を実施します。
子供の未来応援基金の
支援による活動紹介
- 無料学習会+昼食(毎週土曜日午前・山口市内5か所)
就学援助を受けている世帯やひとり親世帯の中学生を対象に、基礎学力向上と高校進学支援のための学習会を実施。大学生ボランティアとの交流により、子供たちに意欲を持たせる。
- ひとり親への支援(2か月に1回)
ひとり親の当事者グループや県母子父子福祉団体との連携により、学びや憩いなどのセミナーを行う「シングルカフェ」を開催し、併せて参加者同士が自然に交流する場を提供する。
- 普及啓発・中間支援
山口県内を対象に「こどもの問題」啓発セミナーを開催。直接的な支援と同時に、地域が子供と親を支える仕組みづくり(地域での包括的支援)が必要なため、人材育成や、行政への提案、他団体等の相談対応など、中間支援的存在として、県内全域に支援の輪が広がるよう取り組んでいる。
成果報告
- 昼食付無料学習会(164回・1,041名)。
- ボランティア研修会(1回・40名)。
- 市役所職員向け研修会、子供食堂に係る研修会等での講師(24回・2,123名)。
毎週土曜日に開催する学習会では、ボランティアは子供たちの横に座り、子供たちのペースに合わせて、一緒に考えて進めています。