宮崎県
一般社団法人 らしくサポート [第3回採択]
取組事例の主な分野:その他の支援
親の経済的理由で子供たちが夢をあきらめない地域社会づくりを目指しています
親の収入や経済的問題が子供たちの教育環境や学力、食生活に及ぼす影響は大きい。経済格差と教育格差を問題視し、生活困窮世帯やひとり親家庭の小・中学生を対象とした学習支援を週4回実施しています。加えて生活困窮家庭等への食材・衣料などの生活支援や相談業務も行っています。今後は親自身の経済的な安定を視野に就労の場の創出にも取り組む予定です。
子供の未来応援基金の
支援による活動紹介
- ひとり親家庭の親の就労は実際問題として、就職時の面接の際に不利でありスキルアップ後の転職もハードルが高い。子供の年齢によっても働き方を変える必要があるなど、子育てと仕事の両立は難しい。
そこで、親自身が安定し自立した生活が出来るよう、在宅ワークなどの様々な雇用形態を設け当団体自身が雇用できるようなアウトソーシング事業を創設する。
- 生活困窮家庭や低所得家庭の子供は、発達障がいなど複合的な要因を抱えているケースも多い。現在は、専門家の面談後個別に対応しているが、そうした子供たちが集中して学習できるスペースの確保は難しい。そこで、教室を間仕切りで仕切るなどの環境整備を行い、多様な子供たちを受け入れることのできる学習支援事業を実施する。
成果報告
- ・学習支援事業(小学生向け:週2回、421名、中学生向け:週2回、619名)
・バザーや生活物資の配布等を行う生活支援事業の実施(バザー:3回、生活物資の支援:38回、1180名)
・メールやLINE、対面での相談支援の実施(随時受付)
・ITスキル等の講座を受講した保護者に対し、パソコンをレンタルして在宅ワークが可能な業務を発注したり、企業からの求人依頼を受けて保護者の就労につなげたりする就労支援事業の実施(月1~2回、9名)
・学習支援指導者養成のための講座の開催(2回、6名)
多様な問題を抱える子供たちにも幅広く対応できるように、活動に携わる先生方と「学習支援コーディネーター養成講座」を開催した時の様子