取組事例の主な分野:衣食住など生活の支援
すべての子供が「生まれてきてよかった」と実感できる社会を目指して
相談事業を核に、虐待や困窮、親の病気などの理由で安心して家で暮らせない子供とその家族に寄り添い、具体的で直接的な支援を行っています。乳幼児を保育する認可外保育施設「ひだまりキッズ」、小中学生の居場所「ユアプレイスひだまり」、「高徳ひだまり」の他、家庭への訪問支援も行っています。虐待してしまう親の回復を目指す「MY TREEペアレンツ・プログラム」も実施しています。
子供の未来応援基金の
支援による活動紹介
- 「家庭生活が不安定な中高生の通学型チャレンジ合宿」
子供の支援を行う上で、子供の生活のリスクとなるのは「家族の関係性の貧困」だと感じてきた。人間関係に課題がある家庭の子は不登校になりやすく、限られた人間関係の中で不適切な関係性を身につけ、将来「関係性の貧困」に陥るリスクが高まる。小中学生の居場所を利用、卒業した子の中で、特に家庭が不安定で、不登校気味な中高生を対象に、ゴールデンウィーク明けと夏休み明けに合宿を実施する。スタッフや仲間と寝泊まりしながら適切な人間関係や生活習慣を学び、学校への送り出しを行い、不登校を防ぐ。週末に自己肯定感を高めるような自然体験チャレンジも行い、子供たちの社会性を育んでいき、結果、「関係性の貧困」の連鎖を防ぐ。
成果報告
- ・家庭生活が不安定な中高生の通学型チャレンジ合宿の実施(3回、8名)
・自信と自己肯定感を育むため自然体験チャレンジの実施(3回、9名)
・不登校中の子の単位取得のための臨時合宿の実施(20泊、1名)
ひだまりの小中学校卒業記念自然体験チャレンジイベントの一コマ。滝行の前に皆でケーキで乾杯?しました。