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支援団体トピックス

食品ロスを削減し、地域の食のセーフティネットを構築

フードバンクイコロさっぽろ(札幌市)

2020年11月13日 掲載

 特定非営利活動法人フードバンクイコロさっぽろ(北海道)は、企業・農家・個人からいただいた余剰食品を、福祉施設や子ども食堂・困窮世帯に無償で提供するフードバンク活動を行っています。現在は25か所の施設・団体と、月当たり100件の個人世帯を対象に、小包で食品を提供しています。提供している食品の量は年間約24トンになります。

 食品を受け取られた方々からは、「支援を受けたことで、家庭が明るくなり、言い合いなどが減った」といった声をいただいています。

 また、ひとり親世帯を支え、子供の健康を守るため、「子ども応援プロジェクト」や「0円マーケット」を実施しています。

 「子ども応援プロジェクト」では、長期休み毎に約60世帯を対象に困窮世帯への食料の小包発送を行い、「0円マーケット」では、ひとり親世帯へ対面で食品を提供しています。

 他団体・個人の協力を得て、飲料や遊びの場を提供し、会場でリフレッシュできるように工夫を行うほか、情報コーナーを設置してコロナ禍で申請できる制度等について紹介するなどし、相談も行っています。

 出典:WAM((独)福祉医療機構)「Monthly Report202010月号

 

「コロナ禍でひとり親の孤立感・閉塞感を訴える声が多かったため、集まってくつろげるパントリーイベントを実施しました。コロナ禍で思ったよりも深刻な困窮状態のひとり親世帯が多いことを実感しており、ひとりひとりのニーズに応えるべく精力的に活動しています」(写真提供:イコロさっぽろ)


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 NPO法人 フードバンクイコロさっぽろ[北海道]